単純な販売から脱却する企画主体の広告宣伝

「ウェブマーケティングと言えば広告」「とりあえず広告を出しておけば良い」そんな風に思っている人は案外、少なくありません。ですが、実は同じプロモーション施策でも企画の有無で、結果は大きく変わってくるのです。

ウェブマーケティングでやる事は大体決まっている

実はウェブマーケティングの施策は、目的に応じてやる事がある程度決まっています。どの業者が行っても同じことをやりますが、結果が異なってくるのです。その結果が変わってくる理由の一つが企画の有無です。

例えば新しい商品を売りたい時に行う施策は下記の通りです。

• LP＋リスティング広告
• SNS広告
• SEO対策(コンテンツ施策)

おおよそこのあたりが代表的な施策です。手数料や運用効率の違いはありますが、基本的にはどんな業者に頼んでもできることは変わりません。

「ならどこを選んでも一緒じゃないの？」と思うかもしれません。ですが先ほども記載した通り、同じ施策でも企画の有無で結果は大きく変わります。そしてその企画は、色んな事例を知っている、インプット量やノウハウで結果が左右されます。弊社も特定の事業に特化している訳ではありませんので、依頼に合わせてさまざまな事例を参照して企画します。

企画があるとできる事の幅が広がる

ここで具体例を考えてみましょう。例えば新しい食品を売りたい場合、下記の通りです。

• Amazonや楽天などのモールへの登録
• LPや自社ECへの掲載
• リスティング広告やSNS広告の利用
• プレスリリースの発行

この4つが基本的な施策ですが、これをやれば必ず売れる訳ではありません。ここからさらに頭1つ抜けて結果を出す為に必要になるのが企画です。

例えば、下記のような企画が考えられます。

• すでにいる顧客へメルマガで新商品をPR
• 飲食店などに売りこみ、実績を作る
• 料理教室とコラボしてレシピを組み入れたイベントの開催
• 商品を使ったアレンジレシピコンテストの開催
• 他社商品と組み合わせたセット商品（バンドル）を作る

など、ぱっと思いつくだけでもこういった企画が考えられます。

すでにいる顧客へのメルマガは費用がゼロで行えます空、まずはここから始めたいところです。

飲食店に商品を置いてもらったり、商品を使ってもらえれば、そこから認知が広がりますし、Webでアピールする際にも使えます。

料理教室も個人で行うような小さなものであれば、場所代や材料費を負担する代わりに、商品を使ったレシピを作って宣伝をしてもらうこともできるでしょう。

アレンジレシピコンテストは、賞金1万円、もしくは商品1年分などのリターンを出して開催すれば、大きな宣伝効果を得られる可能性があります。

他社商品との組み合わせも、例えば卵を売りたい場合、精米会社とコラボして卵かけご飯専用として売る事で手に取ってもらいやすくなるでしょう。

これらを先ほどのWebマーケティング施策に合わせて行います。このような企画があるなしでは、結果が大きく変わるのがよく分かるかと思います。

企画がないと成果は上がりにくい

では、「企画がないと成功しないの？」と思うかもしれません。もちろん企画がなくても成功する事はあります。ただ、企画がないと必ず成果が下がっていくのです。刈り取り型の施策はCPA(獲得単価)が上がり、顧客が減ってしまうのはさまざまな事例でも実証されています。ですので、そうならないために（＝CPAを下げていくために）企画が必要となります。

さらにウェブマーケティングが当たり前になった時代、LP＋リスティング広告だけでは、膨大な広告費がかかってしまいます。となると、費用という面では大企業に勝てません。また、SNS広告やインフルエンサーマーケティングと聞くと目新しく感じるかもしれませんが、実際には大手企業を含めて、もうすでに他社がたくさん利用しています。多くの企業が行っている中、企画なしで他社との競合に勝つのは非情に難しいです。

他とは被らない尖った部分が今後は企画として必要になるという訳です。