SEO対策はどうすればよい?検索結果から見えるGoogleの考え方
弊社ではあまりSEO対策を行っていると言っておりません。ですが、効率よく広告運用するためには、SEO対策に関する情報を知っておくべきなのです。
検索結果から分かるGoogleの考え方
SEO対策は検索結果ページで自社サイトを上位表示させるためのものですが、実は検索結果からある程度、どうすれば上位表示されるかが見えてきます。
- どのようなサイトが上位表示されているのか
- 上位表示したいと考えるサイトと同じ種類のサイトは、どこに表示されているのか
- なぜそのような順位になっているのか。
この3つをよく見る事で、Googleがどういう考えで順位を決定しているのかが分かります。また、GoogleはSEO対策についてまとめたサイトを公開しています。「Google検索セントラル(https://developers.google.com/search/?hl=ja)」で無料で見る事ができます。SEO対策を考えている方は必ず目を通すことをおすすめします。
現在のGoogle検索の特徴「4つの検索意図」
では実際に検索結果を見てみましょう。
例えば「大阪 ランチ」で検索すると、大阪の飲食店をまとめたサイトが上位に出てきます。ニュースのトレンドに上がっていた「老人ホーム 一斉退職」で検索すると、Yahoo!ニュースなど各種サイトのニュース記事が出ます。「水道 修理」で検索すると、水道修理業者のスポンサーがたくさん表示されます。パソコン部品の「DDR4 メモリ 安い」で検索すると、価格.comのサイトの他にAmazonや楽天などで販売されている商品がおすすめとして出てきます。
これが現在の検索順位なのですが、ここで重要になってくるのが、Googleが決めている4つの検索意図です。下記画素の検索意図になります。
- Buy(何かを買いたい)
- Know(何かを知りたい)
- Do(何かをしたい)
- Go(どこかに行きたい)
つまり先程の検索例だと、下記のような検索意図との組み合わせになります。
- Buy→「DDR4 メモリ 安い」
- Know→「老人ホーム 一斉退職」
- Do→「水道 修理」
- Go→「大阪 ランチ」
さらにこれを深掘りして見ていきましょう。
「大阪 ランチ」では食べたい料理のジャンルなど、具体的な内容がないため、ユーザーが比較検討できるまとめサイト・ランキングサイトが上位表示されています。
「老人ホーム 一斉退職」ではYahooニュースや信用性の高いニュースサイトや解説サイトが上位表示されています。
「水道 修理」では水道修理がしたいことと具体的に決まっているため検索広告が表示されています。そして、その下から始まる自然検索では、水道局の指定業者一覧や業者の比較検討ができるサイトが表示されます。
「DDR4 メモリ 安い」では購入したい商品をより安く・より良い商品が購入できる手助けになるサイト(価格コム等)と、Amazonなどのショッピングタブが上位表示されます。
コーポレートサイト・店舗サイトは上位表示されにくい
4つの検索意図の事例から、Googleの基本的な考え方がわかります。
- 比較検討するサイトが上位表示されやすい
- Do・Go・Buyクエリは行動するための検索です。行動する検索の場合は、まとめサイト・口コミサイト・ランキングサイトが上位表示されるような仕組みになっています。
- コーポレートサイトは上位表示されない
- 会社名など具体的に検索されないと、コーポレートサイトが上位表示される事はほとんどありません。Googleは検索結果すべてに責任を持てません。ですから「大阪 ランチ」のようなユーザーが多くの情報の中から一つを探したい、と考えているようなキーワードでは、コーポレートサイトや店舗サイトは上位表示されづらいと言えます。
- Do・BuyクエリにGoogle広告は効果的
- 何かをしたい、どこかに行きたい、何かを買いたいといった検索意図の場合、検索広告が表示されやすくなっています。○○がしたいといったユーザーには、検索広告で問い合わせや注文を獲得するのが良いでしょう。
以上がGoogleの検索結果からわかる、ことになります。コーポレートサイトでSEO対策を考えている企業様は一度立ち止まって考えていただくのがよいのではないでしょうか。