営業するならアウトバウンド?インバウンド?

法人営業・個人営業どちらもですが、営業の手法は大きく分けて「アウトバウンド」と「インバウンド」の2つがあります。

アウトバウンドはプッシュ型の営業で、こちらから営業していくものです。テレアポやDMなどが挙げられます。インバウンドはプル型の営業で「反響営業」などとも呼ばれるものです。広告やセミナー、インサイドセールス等が挙げられます。

さて、どちらの営業手法のほうが優れているのでしょうか?

営業は「売れる方法が良い方法」

アウトバウンド型の営業も、インバウンド型の営業もどちらもメリット・デメリットがあります。どちらも優劣がつけがたいものです。重要なのはどのような狙いで行うのか?で決めることです。

アウトバウンド型営業インバウンド型営業
メリット・クライアントをピンポイントで狙って営業できる
・営業活動量を増やせば、獲得数を増やせる
・嫌われることが少ない
・資金があれば、省力化できる
デメリット・嫌われたり、悪い口コミを書かれる
・営業に精神力が必要
・資金が多額に必要になる
・見込み顧客獲得後、受注までの仕組みが必要になる

最も大事なことは知られること

営業で商品やサービスを買ってもらうためには、まず知ってもらう必要があります。最初の営業電話で知ることもあれば、DMを見て知ることもあります。また、CMやネット広告などを見て知ることもありますし、比較サイトを見て商品や会社名を知ることもあるでしょう。

何らかの方法でユーザーは情報を知るわけですが、皆さんのメインターゲットユーザーは、どのような方法で情報収集すると考えられるでしょうか?

例えばターゲットユーザーが高齢の場合、検索して情報を調べて比較するという行動を取る人はさほど多くないでしょう。また、YouTubeやSNSへのアクセスもそこまで多くないと思われます。逆にWebを活用しているユーザーは紙のDMや新聞は見ないでしょうし、営業電話自体取らない可能性もあります。

つまり、ターゲットユーザーに合わせた方法を取らないと知ってもらうことすらできない、というわけです。

株式会社キヨスルの営業事例

弊社、株式会社キヨスルの事例で言えば、弊社のお客様はどちらかと言うとあまり情報リテラシーが高くない方々が多いです。年齢も高めですし、スマートフォンは使うけれどもパソコンはあまり使わないような方々がほとんどです。

そのため、展示会やセミナーのようなリアルイベントや知り合いからの紹介をメインとしています。実際、ウェビナーを何度もやっていますが、ウェビナーからの受注というのはほとんどありません。逆に、対面型のリアルセミナーであれば、何件か受注していることから考えても、弊社にとってはリアルを意識する事が重要と言えます。

よく「Web広告運用をしているんだから、広告出したら?」と言われますが、広告から流入するユーザーはあまり弊社のターゲットユーザーとは離れた人になるわけです。やはりターゲットユーザーがいる場所に行く、広告や宣伝を出さなければ意味がないでしょう。

まとめ

  1. アウトバウンドとインバウンド
  2. 営業手法に優劣はない
  3. 大事なことはユーザーの属性に合わせること

投稿者プロフィール

松本 孝行
松本 孝行代表取締役
兵庫県伊丹市出身

2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。

2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。

短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。

現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。

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