GA4を使った分析と改善、3つの手法をご紹介

皆さんはGA4を活用していますか?全く分析などはしていない、という人もいるかと思います。Google Analyticsは入れているけれども、アクセスの動きだけ見ているという人が最も多いのではないでしょうか?

そもそもアクセスの動きを見る以外に何をしたらいいのかわからないという人も多いと思います。今回は3つの分析手法と施策についてご紹介します。

参照元/メディアから施策を考える

1つ目は「ライフサイクル⇒集客⇒ユーザー獲得(orトラフィック獲得)」から分析する方法です。ユーザー獲得は標準ではデフォルトのチャネルグループという項目になっており、Organic searchやRefarralなど、どのような方法でユーザーがやってきているかがわかります。

この部分を「参照元/メディア」に変更します。すると、どういったサイトからやってきたのか、そして広告からか、自然検索からかなどがわかります。ここから分析を行います。

例えばGoogleからのアクセスがほとんどの場合はGoogleのリスティング広告が効果が出る可能性があります。また、YahooやBingからのアクセスが全体の10%を超えるような場合、Yahoo広告やMicrosoft広告の効果がある可能性が考えられます。

弊社のお客様の場合、Emailからのアクセスは少ないにも関わらず、収益が非常に高いというパターンがあります。この場合はメルマガに力を入れてもらうことで、売上を大きく向上させることができるでしょう。

ユーザーの地域から新たな顧客を獲得する

2つ目が「ユーザー属性⇒ユーザー属性」から見るパターンです。どの国からのユーザーなのか、どのくらい来ているのか、どのくらい滞在しているのかなどがわかります。これは国だけではなく都道府県や市町村単位までわかります。

これをどうやって活かせばよいのか?ですが、例えば日本以外からのアクセスがある場合があります。Botの場合もありますが、人間であろうユーザーがアクセスしていることもあります。この場合、その国への進出も考えられます。ECサイトだと越境ECで売上を伸ばせる可能性があります。

日本国内でみると、地方にも関わらず東京や大阪などからのアクセスが多い、ということもあります。こういうときには東京や大阪などの都市圏への営業・広告宣伝などが効果的な可能性があります。また、イベントやセミナーをアクセスが多い地域で行うのも一つの方法でしょう。

攻めの施策とは違いますが、守りの施策も考えられます。海外からのアクセスが一時的に増大しているときはBotからのアクセスを疑うのがよいでしょう。プログラムでのアクセスなので、場合によっては乗っ取りなども考えられるので、セキュリティを強化することがおすすめです。

ランディングページでわかるユーザーのニーズ

3つ目が「ライフサイクル⇒エンゲージメント⇒ランディングページ」から分析する方法です。ランディングページはWebサイトの最初に到達したページです。ここからエンゲージメント率が高いページやエンゲージメント時間が長いページをチェックすることでわかることがあります。

例えばアクセスが多くて滞在時間も長いページに注目します。そのページと同じテーマの記事やブログを書けば、アクセスが増えてくるでしょう。弊社であれば口コミに関するページは非常に興味関心が高いため、口コミ関連の記事は多いです。

広告を出している場合はランディングページの滞在時間などを見て、ちゃんと機能しているかを見ます。思ったとおりにコンバージョンしているのであれば問題ないですが、そうでない場合はLPの修正等が必要になります。

さらに404のページ、つまりページが見つからないという場合もあります。404が多い場合にはパーマリンクやディレクトリ、ファイル名などの設定がおかしくなっているので、修正が必要でしょう。

まとめ

  1. GA4等、アクセス解析がないと対策が打てない
  2. 分析から、効果的であろう対策を打つ
  3. 対策を打った後の分析次第で続けるor別の施策を行う

投稿者プロフィール

松本 孝行
松本 孝行代表取締役
兵庫県伊丹市出身

2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。

2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。

短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。

現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。

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