地域密着ビジネスにSNSは不要?店舗集客で「インスタ更新」より優先すべき2つのこと

「毎日InstagramやX(旧Twitter)を更新しているのに、なかなか来店につながらない…」 飲食店、整体院、ヘアサロンなど、地域密着型の店舗ビジネスを運営されている方から、こうしたお悩みをよく伺います。

実は、店舗集客において「SNS運用」は必ずしも最優先事項ではありません。むしろ、業種やエリアによっては「時間の無駄」になってしまっている可能性すらあります。

なぜ地域密着ビジネスでSNS集客が難しいのか、そしてSNSよりも優先して取り組むべき集客方法とはなんでしょうか。

なぜ、あなたの店はSNSで集客できないのか?

集客できない大きな理由は、SNSは「興味」でつながるツールであり、「距離」を考慮しないからです。

例えば、あなたが大阪の住宅街で整体院を営んでいるとします。あなたの投稿を見たユーザーが「この整体、良さそうだな」と興味を持ったとしても、その人が北海道に住んでいたらどうでしょうか? わざわざ飛行機に乗って来店してくれることは、まずありません。

SNSのタイムラインには、全国各地(あるいは世界中)の情報が流れてきます。「興味・関心」がマッチしたとしても、「物理的な距離」が近くなければ、店舗ビジネスの「来店」というゴールには結びつかないのです。

SNS成功事例の多くは「ECサイト」

「でも、インスタで売上が上がったという成功事例をよく聞くけど?」と思われるかもしれません。 よく調べてみると、そうした成功事例のほとんどは「コスメ」や「アパレル」などのEC(通販)サイトです

ECサイトであれば、北海道のユーザーが大阪のショップの商品を気に入れば、スマホ一つで購入できます。場所の制約がないため、SNSで広く認知を広げることが直接売上につながります。

しかし、地域密着の店舗ビジネスは違います。 遠くの1万人に「いいね」をされるよりも、近くの1人に「知ってもらう」ことの方が、ビジネスとしては圧倒的に価値があるのです。

SNSよりも優先すべき「場所」の概念

では、地域密着ビジネスは何を優先すべきでしょうか? 答えは、ユーザーが「地域を絞って検索する場所」に情報を掲載することです。

1. Googleビジネスプロフィール(MEO対策)

真っ先に取り組むべきは、Googleマップへの登録(Googleビジネスプロフィール)です。 ユーザーが「近くの整体」「梅田 ランチ」と検索した際、地図と共に表示される情報は、今やホームページ以上に重要視されています。

  • メリット: 無料で登録可能。最新情報や写真を掲載でき、そのまま道案内や電話予約につながる
  • ポイント: Googleだけでなく、Yahoo!マップAppleのマップにも登録しておくと、MEO対策につながります

2. ポータルサイトへの登録

食べログ、ホットペッパー、エキテンなどのポータルサイトも依然として強力です。

「ポータルサイトはもう古い」という声もありますが、ユーザーがお店を探す際、必ず「エリア(地域)」を指定して検索するという特性があります。来店意欲の高い「近くの見込み客」に確実にアプローチできるため、ポータルサイトへの登録は必須です。

ほとんどのポータルサイトは無料で登録できるので忘れずに行いましょう。

店舗がSNSを使うなら「SNS広告」がおすすめな理由

「じゃあ、店舗はSNSをやめた方がいいの?」というと、そうではありません。 通常の投稿(オーガニック運用)で集客するのも悪くはないですが、さらに「SNS広告」を使うことで集客できる可能性は上がります。

Instagram広告などのSNS広告は、配信エリアを細かく指定できます。そのため、近くのユーザーだけを狙い撃ちにできるのです。

  • 店舗の半径○km以内の人にだけ配信
  • この地域に住んでいる、または勤務している人にだけ配信

このように「場所」を絞って情報を届けることができるため、低予算(月1万円〜)でも効率的に近隣住民への認知を広げることが可能です。

まとめ:遠くのフォロワーより、近くの検索ユーザーを

地域密着ビジネスの鉄則は、「地元の人に知ってもらうこと」です

遠方のユーザーからの「いいね」に一喜一憂する前に、まずはGoogleマップやポータルサイトの情報を充実させ、近くにいる「今すぐお店を探している人」に好かれるような対応を行うのが良いでしょう。

SNS運用に疲れてしまった方は、一度立ち止まって「その投稿は、来店できる距離の人に届いているか?」を考えてみてください。

投稿者プロフィール

松本 孝行
松本 孝行代表取締役
兵庫県伊丹市出身

2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。

2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。

短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。

現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。
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