Google広告・Instagram広告等を弊社がおすすめしない理由
弊社ではGoogle広告やMeta広告など、デジタル広告の運用代行を行っています。ですが、広告運用の相談をされた際に、利用をおすすめしない事もあります。
大手企業と中小・零細企業では同じ効果は得られない
そもそもの前提として、Google広告などのデジタル広告は効果があります。予約を増やす・問い合わせを増やす・売上を増やすなど、利用すれば一定の効果を出す事が可能です。ただしその効果は、求めているレベルに到達しているのかを考える必要があります。
広告は、出せば自動的に求めている成果を出してくれるわけではありません。例えば、「100万円の費用を払ったから○○円くらいの儲けが出るはず」という考え方をする人は多いですが、そのような予測はたいてい外れます。
具体例で考えてみましょう。例えば、ちょこザップと先月独立開業したパーソナルジムが、リスティング広告に50万円をかけたとします。「どちらの方が効果が高いか?」と聞かれ、先月開業したパーソナルジムと答える人はいないでしょう。どうして多くの人はちょこザップのほうが効果があると思うのか?それは、認知度の差で生まれています。ちょこザップはすでに複数の店舗があり、街中でよく見かけます。また、デジタル広告以外にも、テレビCMなど複数の方法で宣伝を行っています。それに対してパーソナルジムは開業したばかりで店舗が少なく、多くの人が今まで見た事がない場合がほとんどです。さらに、デジタル広告以外での露出が少ないため、目にする機会が圧倒的に少ないです。
人は認知しているもの(知っているもの)の方が購入率が上がります。そのため、大手企業と中小・零細企業では、同じ金額のリスティング広告を出しても同じ効果は得られないのです。
中小・零細企業はお金を減らさないことも重要
このように大手企業がデジタル広告で成功したからといって、それを中小・零細企業がマネても必ず上手くいく保証はないです。ですので、デジタル広告を利用する前に考え方を改める必要があります。デジタル広告は絶対ではありません。そしてビジネスで一番重要なのは成功する事です。そしてその成功とは、お金を増やす事です。売上を上げて、お金が増える事が何より重要です。
そして当たり前ですが、デジタル広告にはお金がかかります。Google広告なら10万円〜お金がかかってきます。お金が減るだけなら、ビジネスの成功からは遠ざかってしまいます。かけた費用の何倍にもなって返ってくるならば良いですが、確実ではありません。なので、会社のお金が数百万円しかない場合は、デジタル広告はおすすめできません。100万円や200万円くらいの金額は、デジタル広告に使えば数日で消化してしまいます。
とりあえずでデジタル広告を利用するよりも、まずはそのお金を守る事、そして増やす事を中小零細企業は考えるべきです。
小規模ビジネスはAmazonの中国メーカーを見習うべし
実は、中小零細企業のような小規模ビジネスはデジタル広告よりも、Amazonの中国系メーカーが良いヒントになります。
Amazonにいる中国系のメーカーは、どれも見た事も聞いた事もないメーカーばかりです。しかし安さという圧倒的な強みを持っています。さらにプレゼントなどを使って口コミを書いてもらう事で、ユーザーに安心感を与えています。また、商品詳細ページなどはしっかりと作られているのもポイントです。そしてどのような方法可はわかりかねますが、検索やランキング上位に表示され、広告ではない手法で露出・認知を獲得しています。
もちろんすべてをマネできる訳ではありませんが、これらのお金をかけずに集客する方法はヒントになります。お金をかけずに集客すること、中小零細企業はまずこれが大事です。
投稿者プロフィール

- 代表取締役
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兵庫県伊丹市出身
2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。
2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。
短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。
現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。
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