Webマーケティングに成功している企業の共通点

「絶対に雨を降らせることができる雨乞いの儀式があります。さて、どのようなことをして雨を降らせているでしょうか?」という、ビジネスでよくあるなぞなぞがあります。皆さん、これの答えはわかりますでしょうか?

成功するまで信じて続ける勇気

このなぞなぞの答えは「雨が降るまで雨乞いの儀式を続ける」です。雨はいつかは降るわけですから、フルまで踊り続ければ確実に雨を降らせる事ができる儀式となるわけです。

このなぞなぞがビジネスで使われるのは「続けて行うことが重要」という点です。色々なビジネスに手を出してやってみては、他のビジネスにまた手を出してというように、成功する前にやめてしまうことを諌めているわけです。

続けるということはビジネスに於いて重要ですが、Webマーケティングでもかなり重要です。SEO対策では5ヶ月は時間がかかるとGoogleも言っていますし、リスティング広告の機械学習も2〜3週間は情報を整理するのに必要です。ですので、やってみてすぐに結果を求め、ダメだと他の方法に切り替えてしまうことはWebマーケティングにおいては良くないことです。

続ける上で何をしたらよい?

「すぐに辞めないで続けるのはわかったけど、何をしたらいいの?」という疑問があると思います。下記の3点に気をつけて続けることが重要です。

  1. データを蓄積し、データを共有する
    • データがなければ、何をすればよいかプロでもわからない(例:YahooからのCVが多いからYahoo広告が良さそう等)
  2. テストを繰り返し成功パターンを見出す
    • 小さくテストを繰り返し、うまく言ったパターンを長く続ける(テストは2週間~2ヶ月くらいは続けること)
  3. 成功パターンが通用しなくなった際、新たな成功パターンを見つけるためにテストを繰り返す
    • 成功パターンは必ず通用しなくなる。そのとき、過去の成功に固執しないで、新たなパターンを探すテストに踏み出せる事が重要

重要なのはデータです。データがなければ判断ができません。そしてデータを取得するのは1日2日ではできません。必ずある程度の期間行わなければデータが蓄積できません。そのデータを持って良し悪しを判断します。

そしてテストを行うことをおすすめします。よく弊社も「どうしたらいいでしょうか?」というのを聞かれるのですが、答えを持っているわけではありません。一応、標準的な方法についてはお話することはできますが、それが必ずしも当てはまるとも限りません。だからこそ自社のビジネスに取って最適な方法をテストして見つけるのです。テストもまた、早くやめずに1ヶ月前後続けることが重要です。

最後に、テストを行いデータを蓄積し、良い方法を見つけたとします。自社にあった施策を続けていくと、どこかのタイミングでうまくいかないときがやってきます。どんな成功パターンでも時代に合わなくなってくるのです。そのときに今までの成功に固執せずに、新しい成功パターンを見つけようとする柔軟性、それも必要です。

Webマーケティング成功事例をご紹介

この方法・姿勢でうまく言った事例をご紹介します。

ECサイトのクライアントで毎月打ち合わせをオンラインでさせていただいております。データを貯めたところで、そのデータを用いて広告テストを行いました。広告の内容を変更したり、キャンペーンを別のものにするなどすることで、勝ちパターンを見つけ出せました。

さらにインフレや送料の上昇によるコストアップによって、勝ちパターンが通用しなくなったときも、新たなテストを経て、パターンを見つけられました。毎月のテストとフィードバックを繰り返し行い、データ分析を行ったことによる、成功事例かと思います。さらに以前までの勝ちパターンにこだわらない姿勢も良かったのかと思います。

まとめ

  1. 成功するにはビジネスもマーケティングも「続けること」
  2. テストを繰り返し、データを蓄積・共有すること
  3. 成功パターンに固執せず、新たなテストを行う

投稿者プロフィール

松本 孝行
松本 孝行代表取締役
兵庫県伊丹市出身

2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。

2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。

短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。

現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。

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