Web系で独立した人向け、案件獲得の方法について

最近、Web系で独立したという人に会う事が増えました。弊社では「次世代につなぐ・人を育てる事」を重要視していますので、今回は20代~30代の若い世代に向けて情報提供をしたいと思います。

案件獲得にはスキルアップより営業が重要

最近は、オンラインスクールで学んで独立というパターンが増えました。独立のハードルが下がりましたが、反面、競争も激しくなっています。誰でもウェブサイト製作ができる・SNS運用代行ができるのはとても良い事ですが、結果としては案件獲得が難しくなっているのが現状です。

では、独立した場合にはどうやって案件を獲得していけば良いのでしょうか?

実は案件獲得は、スキルの高さと比例している訳ではありません。案件獲得に一番大事なのは、営業です。スキルが低くても、案件を獲得している人はいて、営業が強い人が一番稼いでいます。スキルと案件獲得営業、どちらも大事です。しかし、スキルを磨いてから案件獲得ではなく、案件を獲得してからそれに見合うスキルを身につける意識が大切です。

しかし、「営業と言われても難しいです」という人が多いと思います。そこで無料でフリーランスが使える、ビジネスマッチングツールをおすすめします。特にフリーランスが無料で使えるのが「yenta」と「BizOn」です。SNSだとLinkedinもフリーランスで使えます。

ただ、これらを使ったからと言って、すぐに案件を獲得できる訳ではありません。思っている以上に案件を獲得するのは難しい、そのような感覚で利用するのをおすすめします。

オフラインの集まりは身元のしっかりしたところへ

また、Web系で独立したからといって、すべてがオンラインで終わる訳ではありません。実はオフラインでの集まりも非常に重要です。人間はオフラインで会っている人と、オンラインでしか会っていない人だと、対面・リアルで会っている人を信用します。実際に会って話す事でその人の人間性を知り、「この人に仕事を任せたい」という気持ちが湧く事もあります。

「せっかくオンラインでできるから独立したのに」と思うかもしれません。むしろ本気で独立してフリーランスでやっていくなら、オフラインの集まりも重視するようにしましょう

そして、オフラインの集まりは、オフラインだったら何でも良い訳ではありません。できるだけ、「怪しくない」「身元がしっかりしている」ものを選びましょう。

弊社は大阪なので大阪での話になりますが、「メビック」や「大阪デザイン振興プラザ」は、大阪市や大阪府など自治体が行っているので、安心して参加する事ができます。他の集まりに比べて、圧倒的に怪しさが低いです。また、自治体が行っているので、費用がかからない場合もあります。無料で参加でき、横のつながりを作る事ができますので、非常におすすめです。

自治体の他にも、銀行や信用金庫が行っているものも、安全性は高いのでおすすめです。

その他の案件獲得方法

その他の営業としては、制作会社の問い合わせフォームから営業しているという人もよく見かけます。悪くはないですが、基本的に制作会社は経験の浅い人を使いません。制作会社側の求めるレベルを下回っている場合はもちろん、クライアントとのトラブルを避けるために使わない事がほとんどです。

ただし、パートナー募集をしている企業は別です。パートナーを募集している企業なら可能性がありますので、営業をするのはアリと言えます。弊社でもパートナー募集は行っておりますので、よろしければこちらにご登録いただけますと幸いです。

また、紹介業をしている所に登録するのもアリです。もちろん、自由な働き方とは離れてしまいますが、案件獲得の確実性は上がります。

その他、クラウドワークスやランサーズなどの、クラウドソーシングサービスを利用するのも悪くはありません。ただ、競争率が高い上に単価が低く、かなりの数をこなす必要があります。ずっとクラウドソーシングだけでやっていくのは厳しいので、最初の1~3年ほど使うのが良いでしょう。

皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。

投稿者プロフィール

松本 孝行
松本 孝行代表取締役
兵庫県伊丹市出身

2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。

2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。

短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。

現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。