Web集客よりもまずはウェブサイトの質を上げるべき
Webマーケティングで結果を残したい時、「集客が大事ですよ」といった言葉を聞いた人は多いかもしれません。しかしいくら集客をしても、肝心のウェブサイトが不出来では意味がありません。
適当に作ったウェブサイトでは離脱率が上がる
弊社でもよくある相談に、「こんな商品をウェブで売りたい」というものがあります。しかし話をよく聞くと、そもそもウェブサイト・LPサイトがない場合も多いです。そしてBaseやSTORESなどで適当に作ったサイトへの集客を開始してしまうのですが、この場合、高確率で失敗します。Webでの集客では、ウェブサイト・LPの制作を後回しにしたり、おろそかにする事は失敗に直結すると言っても過言ではありません。
実際に、ウェブサイト制作を後回しにして失敗した例をご紹介します。
商品の画像や説明・カートシステムは作っていますが、会社概要などその他のコンテンツが準備中のウェブサイトに、広告でユーザーを流入させました。ウェブサイトが準備中でも広告を使えばユーザーの流入は可能ですが、コンテンツ不足により離脱率が大幅に上がります。
この離脱率はGoogle Analyticsなどで見ると、そんなに変わらないように見えますが、実際にはコンバージョン率の減少に大きな影響を与えています。サイトに来ても、購入や問い合わせなどを一切せずに離脱してしまう割合を上げてしまいます。離脱率にはしっかりと注目しましょう。
離脱率を上げないための3つの最低限のチェックポイント
集客の前にウェブサイト・LPサイト制作が必要なのはご説明いたしました。しかし必要と言われても、どこをチェックすれば良いのか分からない人も多いでしょう。そこで最低限のチェックポイントを3つご紹介します。
1つ目は十分なコンテンツがあるかどうかです。今、想定した中で必要だと思うものは、公開前にすべて作っておきましょう。
2つ目はユーザーフローの想定です。ここから入ってきてこのページに行き購入に進む…、といったコンバージョンまでのユーザーの動きを想定しておきましょう。
3つ目が広告用のキーワードが入っているかどうかです。広告はLPを見ています。特にGoogleはかなりチェックしており、キーワードが十分に入っているかを評価しています。ここで評価が下がってしまうと、クリック単価が上がったり、広告入札に負けて広告が表示されなかったりしますので、要注意です。
Web集客成功のポイント
最後にWeb集客を成功させるポイントの前提をご紹介します。それは基本的な考え方である「アクセス数×コンバージョン率」です。これがWeb集客で覚えておかないといけない方程式です。
アクセス数は広告やSEO対策で増やします。そしてコンバージョン率アップに必要なのが、ウェブサイトの質です。例えば表示が速い事も質の高さです。表示が遅いと離脱されてしまいます。また、ページの量やタップするボタンの位置など、様々な部分の質を少しずつ上げていく事が重要です。
この両方が大事ですが、優先するべきはコンバージョン率を上げる手法です。アクセス数を増やすのはそんなに難しい事ではありません。広告を出せばポンと跳ね上がります。しかしその時にコンバージョン率が0.01%だった場合、1万件のアクセスがあって初めて1件のコンバージョンになります。ですがコンバージョン率が1%の場合、100件のアクセスで1件のコンバージョンになります。つまりコンバージョン率を上げる事で、広告費を抑えられるのです。
コスト面で考えると、アクセス数を増やすよりもコンバージョン率を上げる方が容易なのです。0.01%や0.1%でも良いので、地道に改善していくことをおすすめします。
投稿者プロフィール

- 代表取締役
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兵庫県伊丹市出身
2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。
2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。
短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。
現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。
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