Grokでファクトチェックをする人が急増中…その理由とは?
皆様はXはやっていますか?X上では様々な意見交換がされているのですが、実はある程度リポストされるようなものや有名人・政治家・コメンテーターの意見をGrokにファクトチェックさせる事が増えています。リプライ欄でGrokにリプライを行えばファクトチェックをしてもらえるのです。
それにしても、どうしてこのような振る舞いをされる人が増えているのでしょうか?
Grokでファクトチェックする理由をGrokに聞いてみる
さて、実際になぜこのようなことをする人が増えているのか、Grokに直接聞いてみました。その理由は下記の通りでした。
- 情報過多とフェイクニュースの増加
- 情報が溢れ、フェイクニュースも多い時代に、素早く正しく理解するのにAIが使えると考えて使っている
- AIへの信頼感の向上
- 登場した時に比べ、AIの情報が正しいものが増えてきたため
- 自分で考えることへの負担感
- 毎日が忙しい現代人には、いろいろなことを考えるのは負担なため、AIに変わって考えてもらっている。
- ソーシャルメディアの影響
- ソーシャルメディア、X上で拡散される可能性があり、注目されるため
- 日本特有の背景
- 日本では正しい情報を重視する文化のため
色々と正しいかどうかはさておき、このような理由が考えられるといったところでしょうか。実際に私はGrokに聞くことはあまりないのですが、よくよく考えてみれば今までも「Yahoo!知恵袋」をはじめとして、人に質問して答えを求めている人は多くいました。実際にYahoo知恵袋の回答を見ると、全く役に立たないものも多く、不正確なものも少なくありませんでした。それでも多くの人が質問の場所として使っていました。
今、Grokにファクトチェックをしている人は、Yahoo知恵袋などにも質問していた人ではないでしょうか?答えが正しいかどうかは確実ではないけれども答えが欲しい、という人が多いのかもしれません。
生成AI利用ははじめの一歩にした方が良い
Grokにファクトチェックをするのも、ChatGPTやClaudeを使うのも悪いことではありません。しかし実際に正しいかどうかは自分で調べるクセをつけた方が良いでしょう。多々追えばですが、ChatGPTに封筒で手紙を送るときに何円の切手が必要か?聞いてみると、82円切手が必要と回答されます。実際は値段が上がって110円なのに、自信満々に嘘をつかれるわけです。
ですので、こういった情報については必ず自分で裏を取るようにした方が良いでしょう。でなければ、現実の会話で赤っ恥を書く可能性もあります。生成AIは計算も苦手なので、計算結果も疑ってかかる方が良いでしょう。私も見積もりの合計額が間違っているとChatGPTに指摘されましたが、実際には私が合っていたこともあります。
世の中は白黒つけられないことも多い
そもそもですが、世の中はグレーなものが多く、白黒つけられないものが多いものです。介護疲れによる殺人事件は今までも何件かありますが、ほとんど同情されるような事件ばかりです(例:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250310/k10014744991000.html)。正しいのか間違いなのか、はっきりと答えを出すのが難しい話題です。
他にもロシア・ウクライナの戦争やインド・パキスタンの紛争などはどちらが正しくてどちらが間違っているのか?と問われても、それは答えを出すのが難しいでしょう。日本の為替介入についても、日本にとってはプラスでも、世界にとっては望ましくない場合もあるでしょう。
世の中は簡単に白黒をつけられないものです。それはAIに聞いたとしてもはっきりとした答えがない場合も多い、そういう心構えが必要ではないでしょうか。
生成AIの望ましい使い方は?
では、生成AIとどのように付き合うのが良いのでしょうか?
私は最初の取っ掛かりとして利用するのはいいと思っています。切手の値段を聞くのも見積もりの計算をするのも、最初に利用するというのは良いのではないかと思います。ただ、その回答については必ず自分で裏を取るべきです。ちょっとした会話程度ならいいですが、議論や仕事などに関わる重要なことは裏とりをすべきです。
AIの出してきた回答が「正しいかどうか」「最新の情報かどうか」「偏った意見になっていないかどうか」を確認した方が良いでしょう。
そもそもの話ですが、AIも人と同じような振る舞いを目指しています。人間はよく間違えます。嘘を言うこともあります。人間らしく振る舞うAIにとって、間違った情報を出すのも人間らしさの一つなのでしょう。そう考えると、やはり自分で裏とりをするというのが最終的に重要なのではないかと思います。
まとめ
- Xではgrokでのファクトチェックが増えている
- 生成AIは間違える、嘘を付く、情報が古いことも
- 必ず検証する、人間の出す答えと同じように捉えよう
投稿者プロフィール

- 代表取締役
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兵庫県伊丹市出身
2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。
2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。
短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。
現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。
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