成果報酬型のSEO対策業者はメリットよりデメリットが大きい理由とは
一時期、セカンドチャンス(株式会社キヨスルの前身)でもSEO対策に力を入れて取り組んでいた事も、成果報酬型を取り入れていた事もありました。ですが成果報酬型の前身SEOはやめました。私自身が取り入れてみた上で、あえて止めた結果を踏まえながら、成果報酬型のSEO対策業者のメリット・デメリットをお話します。
成果報酬型のメリット・デメリット
そもそもSEO対策とは、自社サイトなどを検索エンジンで上位に表示させる事を言います。あるキーワードで検索された際にサイトが上位表示されることでアクセス数が増え、問い合わせや商品購入の増加を狙うウェブ集客方法の1つです。SEO対策を外注する際に「成果報酬型」ってどうなの?というのが今回の話になりますが、もちろんメリットとデメリットがあります。
メリットは「効果に対してコストを支払う事ができる」です。
成果が出ている、つまりSEO対策を行った事によって売り上げが上がると費用を支払うので、逆に言えば成果が出なければ支払いが発生しません。なので成果報酬型は一般的に料金が高めです。売り上げが10万円上がれば2万円を支払うといった内容であれば依頼する側はかなり楽です。資金がある程度ある状態なら、コストパフォーマンスとしてはいいと思います。コストと売り上げのタイミングが近いのも良い点です。
デメリットは2つあります。私はデメリットがメリットを上回っていると思いますので、成果報酬型はお勧めしておりません。
まず1つ目が「放置される事が多い」です。
先ほどもお伝えしましたが、成果報酬型は成果が出なければ支払いが発生しません。ですので、業者側は1・2ヶ月ほどで報酬をもらえるか否かを判断する事が多くあります。報酬がもらえない=上位表示できない場合、放置する事が多々あります。その中でたまたまGoogleのアルゴリズムが変更されて、上位表示され売り上げが上がれば報酬をくださいと言われる事もあるでしょう。基本的に業者は見切りをつけたものに労力をかけません。そのため、サイト改善なども行われないでしょう。もちろん成果報酬型の業者すべてがそうではありませんが、放置される可能性が上がってしまうのは成果報酬型ならではです。
2つ目が「何をしているのか分からない」です。
SEO対策は元々、ペナルティを受けるような悪い対策とのいたちごっこでした。被リンクを大量につけたり、隠しキーワードを入れたり、いわゆるブラックハットと呼ばれるものを指します。今ならアルゴリズムの穴を突くという方法もあります。このようなSEO対策をされていた場合、上位表示されたからと報酬を支払っても、ある日突然ペナルティでサイトが閉鎖されたり、検索に出てこなくなる事もあります。そもそもSEO対策に詳しくないから依頼しているわけで、こういったペナルティになる対策をされても分からないのは成果報酬型の大きな問題点でしょう。
SEO対策業者は伴走してくれる業者を選びましょう。
ではどこにSEO対策を外注すればいいのでしょうか。
結論としてはコンサルティングと作業を一緒にしてくれる業者がいいと考えています。まさに今、私が行っているのがそのタイプになりますが、コンサルティングと作業を両方する業者はメリットが多いです。
まずコンサルティングだけでは意味がなく、作業ができなければ効果がありません。現実問題、私もSEO対策を指南しても、作業に手が回らず結局何も変わらないというのをたくさん見てきました。SEO対策は実行する事と検証する事が大切です。ですので「1ヶ月○○をしてみましたが結果はこうでした、次は○○に変更しましょう、上手くいったここは広げていきましょう」とコンサルティングと実行をしてくれる、伴走してくれる業者が私はお勧めです。
また、SEO対策はウェブ集客では第一ではありません。手っ取り早く集客したいなら、リスティング広告がお勧めです。現在は大手の企業などが強固なSEO対策をしており、それをすぐに出し抜くのは困難ですが、リスティング広告であれば費用さえかければ大手を出し抜く事ができます。
すぐに成果が欲しい時はリスティング広告、長期でやる場合は伴走してくれるSEO対策業者がおすすめです。