マーケティング近視眼になっていませんか?

「マーケティングマイオピア」もしくは「近視眼的マーケティング」と言う言葉があります。マーケティングを知っている人なら聞いた事がある人もいるかもしれません。マーケティングの考え方の1つですが、意外と陥りやすい問題の一つです。

近視眼的考え=思い込み

マーケティング近視眼とは、「機能やデザインにばかり気を取られて、顧客が本当に欲しい物に目が向かなくなる」という考え方です。よく使われる例えでいえば「客はドリルではなく、ドリルで開けた穴が欲しい」というものがあります。ドリルを買いに来た人は、ドリルそのものを求めているのではなく、ドリルで穴を開けたいからドリルを買いに来ています。つまり、ドリルの貸出や穴開けのサービスを提供すれば、顧客ががっかりすることはなかったのではないか、という話です。

そしてこの近視眼的な思考は、ウェブマーケティングでもよく起こります。

例えばウェブ広告で予算が20万円の場合、もちろんこの予算内でなんとかしないといけません。ですが、実はこのように予算がある場合は、「有料の施策」に考えが囚われてしまうことが多くあります。予算がなければ無料の施策に目が行きますが、予算があると逆に無料の施策には目が向かなくなってしまいます。

SEO対策やSNS運用よりも、「予算内で効率良くできる方法はないか」と、予算を使う事ばかり考えてしまう事があります。費用があれば本来は無料と有料どちらも選べるのですが、何故か有料の方にしか目が行かなくなるこのような事例は、まさに近視眼的な考え方です。お金をかけて広告を出すよりも、コツコツとSNS投稿をしている方が効果がある場合もあります。幅広い視点を持つ事がウェブマーケティングには大切です。

また、そもそもウェブマーケティングが正しいのかどうかも考えるべきでしょう。業種によっては、ウェブ広告を出すよりも展示会への出店の方が効果が見込める事もあります。「今の時代はとりあえずウェブマーケティング」という考えも近視眼的な考え方の1つになります。なんとなくでお金をかけるよりも、まずは自分の会社に合った方法をきちんと見極める事が重要です。

自分の考えは仮説であり検証が必要

なぜ人は近視眼的な考えになってしまうのでしょうか?

答えは意外に単純なところにあります。「思い込んでしまうから」です。「こうじゃないといけない」という思い込みで進んでしまう為、近視眼的な考えになってしまいます。また、「たまに思い込みが当たる事もある」のが非常に厄介な点で、一度当たりがあるとその成功体験でより思い込みが激しくなってしまいます。ですが、思い込みが百発百中はありえません。必ずどこかで失敗します。

つまり近視眼的にならないためには「思い込みを除外する」「自分を疑う事」が大切になります。

自分が絶対に正しいと思うのではなく、自分の考えは「すべて仮説」だと思いましょう。その仮説に基づいて行動した結果はどうだったのかを記録します。良かった部分・悪かった部分を検証して修正を行い、新しい施策を行います。仮説を元に検証を繰り返す事で、施策の精度は上がっていきます。

このような一般的なPDCAを導入することで近視眼的な考えは正せます。まずは自分が近視眼的な考えになっていないかを確認してみてはいかがでしょうか。

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