Twitterコンサルティングに45万円は高い?「値決めは経営」から考える

Twitter界隈を賑わした田端信太郎氏のTwitterコンサルティング。果たして「3ヶ月で45万円」は高いのか、それとも妥当なのでしょうか。今回は「値決め」について考えたいと思います。

稲盛和夫氏が唱えた「値決めは経営」

そもそもTwitterのコンサルティングに45万円というのは個人で考えれば高いです。月に45万円を稼いでいる人はそう多くはない事を考えると、おおよそ給料2ヶ月分くらいでしょうか。しかしこれを「妥当もしくは安い」と思い支払う人もいるのが現状です。これはまさに「値決めは経営」を思い出します。

稲盛和夫氏が唱えた「値決めは経営」という考え方は、それだけ経営において値決めが重要だという考え方です。安い値段で大量に売るのか、高くして少数に購入してもらうのか。これを単に値段が安い高いで見るのではなく、「一番利益率が高いのはどこか」を考え、値決めをする事が重要になります。また、その値段に顧客が満足するかも重要だと唱えています。

「値決めは経営」を踏まえた上で、Twitterのコンサルティングに45万円について考えてみましょう。まずコンサルティングというのは、安く大量にできる仕事ではありません。その場で話して終わりではなく、話す前に調べてレポートを作って、ようやく話し合いが始まります。そして、結果を見てフィードバックをし、提案をします。面談よりも、調査やレポート作成が仕事の8~9割を占めているのが実情です。

実際コンサルティング事業は少数相手に高い値決めをして、利幅を増やす方法をとっている人・企業がほとんどです。

値段を決めるのはお客さんだけ

コンサルティングは時間と労力がかかるビジネスのため値下げがしづらい、という事を踏まえた上で、45万円の妥当性に話を戻しましょう。そもそも、この値段が妥当かどうかを決めるのはお客さんです。契約した人が高いのか妥当なのか安いのか、判断します。それ以外のユーザー、つまりお客さんにならない人に値段を決める権利はないのです。

消費者が企業から大事にしてもらえるかどうかは、お金の量とお客であるかどうかで変わります。お客さんであれば大事にしてもらえますし、たくさんお金を落としてくれるお客さんなら、さらに大事にしてもらえます。いわゆるロイヤルカスタマーです。私自身もお客さんにはしっかりとした対応を取りますが、「この人はお客にならない」と判断すると早めに話を切り上げる事もあります。それは好き嫌いではなく、ビジネスにならないからです。

田端氏からすると、Twitterでこの45万円を高いかどうかと騒いでいる人は、まずお客にならないので気にしないのです。もちろんこの中から実際に契約してみたという人が現れればその人にはしっかりと対応をしますが、検討すらしない人はビジネスにならないので相手にしていないのです。そしてこのコンサルティングへの評価を見てみたところ、満足している人が多いようです。コンサルティングに満足し、値段が高いと考える顧客が少ないという事は、45万円という値決めは正しいと言えるのではないでしょうか。

値決めはとても難しいものですが、聞くべき声は世間の声ではなく、お客の声です。三方良しという言葉も、自分・お客・世間の順番です。世間は責任を取ってはくれませんので、商品を購入してくれるお客の声を一番に値決めをしましょう。

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