失敗した3つのwebプロモーション、学べることとは?

どのような職種・業種でも、失敗した事例を話したがる人はなかなかいません。ですが、失敗から学べることは多く、ウェブマーケティングも失敗から多くを学べます。そこで今回は弊社が体験した、3つのWebプロモーション失敗事例をご紹介します。

3つのプロモーション失敗事例

まず1つ目の失敗事例は、資料請求をされた方に1000円分のクオカードをプレゼントする事例です。このプロモーションのおかげで、資料請求の数は普段の2倍ほどになりました。一見成功に見えますが、フタを開けてみると失敗という結果に終わりました。

失敗の理由は2つです。1つが自社の商圏外からの問い合わせが過半数を占めた事です。それによって受注率の悪化につながりました。この事例の会社は関西の不動産販売会社なのですが、商圏外である関東や北海道からも資料請求が来ました。もちろんそれが悪い訳ではありませんが、北海道の人が関西の不動産を見に来る可能性は限りなく低いです。

特典目当ての資料請求が予想以上に来てしまった為、意味のない見込み顧客を多く獲得してしまったというわけです。

2つ目は、採用に関するものです。トラックドライバーの案件とエステティシャンの募集案件、両方で同じような失敗が起こりました。こちらは人材採用の話になりますが、Facebook広告を採用ページへのリンクを用意して、2週間広告運用を行いました。しかし、応募数はゼロでした。更に広告には「給料が安過ぎる」といったコメントがつき、ブランド毀損につながる結果となってしまいました。

3つ目は、人材紹介会社がクライアントで、1ヶ月間Google広告を運用した事例です。「登録企業を増やしたい」との事でGoogle広告を運用しましたが、企業からの問い合わせはゼロに終わりました。また、人材登録にもほとんどつながりませんでした。

失敗事例に共通する3つのポイントとは?

以上3つの失敗事例を紹介しましたが、この3つには共通点があります。

まず1つ目は、短期的に成果を出そうとしすぎた事です。もちろんリスティング広告は短期間で結果を出す事も可能です。しかしそれはECサイトなど、価格が低く購入しやすい物の場合です。今回、就職や人材紹介、不動産などは、真逆の存在です。転職を考えていても、ある日急に目に留まったサイトに応募や問い合わせをする人はなかなかいません。就職・不動産など大きな買い物は比較検討を長期間するものなので、デジタル広告を運用する場合は長期運用で考えなければ成果が出づらいと言えるでしょう。

2つ目は、LPにを修正する権限がなかった事です。LPに触れないと成果は非常に出にくくなります。実はLPの出来は広告の質に大きく関係してくるのです。「ランディングページの利便性」という評価項目があって、表示順位等に大きく関わります。LPの質が悪ければ、いくらお金をかけても問い合わせなどのコンバージョン率は上がりません。弊社で今引き受けさせていただいている中にもLPに触れないものがあり、広告運用ををどれだけ頑張っても、そこからは成果がなかなか上がらず四苦八苦しています。

3つ目は、ターゲティングが甘かった事です。これは特にクオカードの事例が分かりやすいでしょう。クオカードを配る前に、「クオカードを配って来る人は本当に自社のターゲット層か?」を1度考えた方が良いです。そうすれば、その人達は自分のターゲットではないと気づく事ができるはずです。ターゲティングをしっかりと設定していれば、このような間違いは起きなかったでしょう。

失敗しない為の3つのポイント

では失敗しない為に必要な事はなんなのでしょうか?こちらもポイントは3つあります。

  • 成果は1年以上のスパンで考える事
  • LPを重視する事
  • ユーザーの質にこだわる事

もし短期間での成果を求められても、長期間でどの程度の成果が必要かを計算し、そこから逆算していく必要があります。短期間での運用は大体失敗しがちです。LPの改善も広告運用の1つだと考え、軽視しない事です。ここを軽視すると広告運用は絶対に上手くいきません。ユーザーの質も見込み顧客を増やす事ばかりを考えるのではなく、売上や受注率のアップを最優先に考えましょう。

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