Googleのリスティング広告で成果が出ないときに見ておきたい、3つの指標
「自社で運用している検索広告の結果が芳しくない…」そういう担当者の方は多いと思います。中小零細企業であればなおさらです。そんな検索広告の結果を改善するために、我々プロの運用代行業者が見ている3つの指標があります。
リスティング広告で見るべき3つの指標
Googleのリスティング広告では3つの指標を高める必要があります。広告の品質に関わるため、これらを上げていくことで、効果を高める事ができます。その3つの指標は下記の通りです。
- 推定クリック率
- ランディングページの利便性
- 広告の関連性
推定クリック率はその広告がどのくらいクリックされるか、Googleが予測しています。クリックされやすいものほど、推定クリック率は高まります。つまり、クリックされやすい魅力的な広告文、広告アセットを登録しておくことでクリックされやすくなります。広告文とアセットを見直しましょう。
ランディングページの利便性は一番見落としがちな部分ですが、広告をクリックした先のランディングページが使いやすいものになっているかどうかが重要です。重要な指標の一つがランディングページの表示速度です。遅すぎるものは利便性が悪いということで、評価が低くなります。
広告の関連性はキーワードと広告に関連性があるかどうか?です。これはできる限りキーワードを広告文の見出しにいれることで改善できます。さらに登録したキーワードの共起語や関連キーワードを入れていくことで、関連性が高まります。
意外に見落とされがちなLPの重要性
この3つの指標のうち、見落としがちなのがLPの重要性です。LPなんてなんでもいい、と思いがちです。よく広告運用を効率的に行うために管理画面でのキーワードや検索語句の除外、時間帯やデバイスの変更などだけでは対応できないことも多いのです。
だからこそ、LPの変更も重要です。タイトルや見出しにキーワードが入っているのか、共起語が入っているのか、表示速度は十分早いか?など、見るべきことはかなり多いです。昔のリスティング広告運用代行はそこまでやらなくてよかったかもしれませんが、今はリスティング広告=LPの管理も行う必要があるのではないかと思います。
オーディエンス設定はしていますか?
最後に、オーディエンスの設定も重要です。オーディエンスの設定については、違いがあります。
- データセグメント…コンバージョン目的に最適
- 購買意向強…比較検討目的に最適
- アフィニティ…認知拡大目的に最適
上記を目安にオーディエンスの設定をしてみてください。コンバージョンを目的としている場合にアフィニティのオーディエンスを設定してしまうと、幅広くなってしまうので要注意です。
まとめ
- リスティング広告(Google)で結果が出ない場合
- 3つの指標を覚えよう
- LP改善とオーディエンス設定も重要です
投稿者プロフィール

- 代表取締役
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兵庫県伊丹市出身
2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。
2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。
短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。
現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。
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