ウェブサイト制作でペルソナを設定する3つの理由

ウェブサイト制作などにおいて、「ペルソナ」という言葉を耳にする人もいるかと思います。ですがこのペルソナについて、意外と勘違いされている事が多いのが現状です。ぜひ一度、ペルソナについて知っておいていただければと思います。

ペルソナを設定してもペルソナだけが購入する事はない

ペルソナとは、ターゲットの顧客像をより詳しく設定したものです。例えば、「20代女性・独身」だけではなく、「都内在住・20代女性・独身・ワンルームで一人暮らし・休日は土日・趣味はネイルと料理教室・彼氏募集中」といった、より細かい人物像を設定する事です。このようにペルソナを設定するに当たって、「絞り過ぎるとペルソナ以外に商品が売れない」と思ってしまう人が多いですが、これが実は勘違いです。

そもそも商品を販売するに当たって、狙った人物にだけ売れるという事はほとんどありません。例えば原宿で販売されているレインボーのわたあめを買うのは若い人や女性だけではありませんし、昭和の楽曲を購入するのは昭和世代の人だけでもありません。これがペルソナを設定してもペルソナ以外にも売れる証拠です。そうすると「じゃあペルソナを設定しなくても良いんじゃないか」と思う人も多いかもしれません。

しかしペルソナを設定する事にはきちんと意味があり、ウェブマーケティングにおいては必須です。

ペルソナの設定で得られる3つの効果

ペルソナを設定する事で得られる効果は3つあります。

まず1つ目が「ターゲティングを決まる」ことです。このターゲティングが決まる事により、クリエイティブが決まってきます。

パッケージやウェブサイトやバナーのデザイン・広告の文章といったものをクリエイティブと呼びますが、誰に向けて作るのかでその完成図は大きく変わります。例えば新商品のクッキーのウェブサイトを作るとして、そのクッキーを10代の女性に向けて売りたいのか、40代50代の会社員に向け売りたいのか、で作るウェブサイトはまったく異なります。パッケージデザインも訴求方法が異なるでしょう

つまりペルソナが決まらないと、ウェブサイトの制作など様々なものが決まらないという事です。

2つ目は販促です。ペルソナを設定する事でプロモーションもしやすくなります。

例えば10代の女性に向けての商品・サービスであれば、東京で広告を出したりTikTokを利用したりするでしょう。また、60代の男性に向けての商品・サービスであれば、Facebookの利用やビジネス雑誌への掲載を推進するでしょう。これもペルソナが決まって初めてできる事です。

間違った手法に広告費用を払っても効果は期待できません。ですから、ペルソナをきちんと決めてペルソナにあった販促を取る事が重要になってきます。

3つ目は認識のすり合わせです。チームで動く時はペルソナを設定すると携わる人達の認識をすり合わせ、全員で同じ方向へ進む事が可能になります。

例えば10代の女性と一口に言っても、高校生なのか中学生なのか、派手な子なのか大人しい子なのか、髪の長さや彼氏の有無など、その人のバックグラウンドによって想像する姿は様々です。ですから、住所や趣味趣向、家族構成などまで、詳細を決める事で共通の認識を持って作業に取りかかる事ができます。また、ペルソナを設定していないとウェブサイトやパッケージなどで、「なぜこのデザインなのか」をクライアントに説明する事ができません。不信感を強める一因となりかねないでしょう。

認識のすり合わせはクライアントとも必要になりますので、ペルソナの設定はしっかりと行いましょう。

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