SNS広告のKPIは「フリークエンシー」がおすすめ

SNS広告を出されている方、効果の方はどうでしょうか?最近はリスティング広告もCPAが上がっていて、効率が悪くなってきていますが、SNS広告も似たような感じではないでしょうか。

InstagramでもXでも、まずはユーザーの気持ちになって考えてみる事が重要です

ユーザーは広告なんて見たくはない

そもそもなんですが、SNSユーザーは何を目的にSNSを利用しているのでしょうか。下記のようなことを期待して、SNSを利用しているのではないかと思います。

  • 面白いものはないかな?
  • 知り合いはどんなことを投稿しているかな?
  • DM・リプライ・コメント等来ているかな?
  • 流行りの投稿どんなものかな?

つまり広告を見に来ているユーザーはいないのです。友達やオンラインでのつながりのある人、有名な人・インフルエンサーの投稿を見るなど、情報を知ったり面白いものを見たりしたいのです。ユーザーは興味のあるユーザーの投稿を見たり、コメントをしたり、時にはDMをしたりしたいのです。

SNS広告はそもそも興味関心の低いユーザーに出している、ということを前提に考えないといけません。

フリークエンシーをKPIにする理由

そこで重要なのがフリークエンシーになります。フリークエンシーとはユーザーに何回広告が表示されたかを表す指標で、表示回数をユーザー数(リーチ)で割った数値になります。フリークエンシーが高いと広告がユーザーに複数回接触していることになります。

何回もユーザーに広告を表示すると何が良いのでしょうか?「単純接触効果はウェブマーケティングでも効果的な考え方」の動画でもご説明していますが、基本的に接触回数が多くなればなるほど、人間の記憶に残りやすくなります。そしてテレビCMや広告の業界では下記のような基準があります。

このように、平均3回以上接触することが重要になってきます。SNSは流れが早いので、できるだけ短いタイミング(1~3日程度)で3回以上接点を持つことで、認知してもらいやすくなるでしょう。

理想的なユーザーインサイトの変化

ユーザーの気持ち・心のことをユーザーインサイトといいますが、下記のような流れがSNS広告を利用した場合のベストなユーザーインサイトの変化ではないでしょうか。

理想的なユーザーインサイトの変化

  1. SNS見よう。なにか面白いのないかな?
  2. えーと、こういうのがあるんだ、面白いな
  3. あれ、この広告前も見た気がする
  4. よく見たら私が気になっていた◯◯に関するものだ
  5. タップしてみたら良さそう、問い合わせよう

このように複数回接点を持ち、良い印象を持ってもらって行動をしてもらう。これがベストではないでしょうか。そのためにも複数回接触する、フリークエンシーをKPIにすることが有効なのです。

まとめ

  1. SNS広告は成果を出すのが難しくなってきている
  2. フリークエンシーを重要な指標とし、接触を増やす
  3. ユーザーが覚えて良い印象を持つことを狙う

投稿者プロフィール

松本 孝行
松本 孝行代表取締役
兵庫県伊丹市出身

2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。

2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。

短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。

現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。