1週間で2000万本売れても失敗?話題の「NOPE」から学ぶ、リピート(LTV)の重要性

「新発売で〇〇万個売れた!」「SNSで大バズりした!」 こういった話題性のあるニュースを見ると、つい大成功していると思いがちです。しかし、ビジネスにおいて本当に重要なのは「初速」ではありません。

今回は、話題になったサントリーの炭酸飲料「NOPE」などを例に挙げながら、マーケティングにおいて「話題性」よりも「リピート(LTV)」がいかに重要なのかを考えてみたいと思います。

話題性だけでは売上は安定しない

「NOPE」は発売から1週間で2000万本を出荷し、大きな話題となりました。 しかし、「売れた!すごい!」という事実だけで終わってしまうと、マーケティング的には物足りないと思います。

本当に大切なのは、「その2000万本を買った人が、その後どれだけリピートしてくれたか」です。 仮に2000万本売れても、誰もリピートしなければそこで売上はストップします。逆に、そのうちの半数でも2回、3回と買ってくれれば、最終的な売上は何倍にも膨れ上がります。

一時的な話題性(バズ)よりも、リピートして継続的に利益を生み出す「LTV(顧客生涯価値)」を高めることの方が、ビジネスを安定させるためにははるかに重要なのです。

新規獲得よりもリピート獲得の方が「楽」

では、なぜリピート対策に力を入れるべきなのでしょうか。 理由は非常にシンプルで、「新しいお客さんを集めるよりも、一度買ってくれた人に再度買ってもらう方が圧倒的に楽だから」です。

自社の商品を全く知らない人に「買って!」と伝えるのは、莫大な広告費と時間がかかります。 一方、一度でも買ってくれた人は、すでに商品の良さを知っています。そうした人に「もう一度いかがですか?」とアプローチする方が、はるかに少ないコストで確実に売上につながります。

よくあるリピート対策(F2転換)の具体例

では、具体的にどのようなリピート対策を行えばよいのでしょうか。 初めて購入した人に2回目の購入を促すこと(F2転換)が、リピート率を高める最大のカギとなります。

  • LINE公式アカウントの活用
    • 登録してもらい、新商品やお得な情報を配信する。
  • メールマガジン(ステップメール)
    • 購入後のタイミングに合わせて、「使い方はどうですか?」などフォローのメールを自動で送る。
  • サブスクリプション(定期購入)への誘導
    • 「定期的に届くプランの方がお得ですよ」と案内し、自動的にリピートされる仕組みを作る。

話題になるような商品は、最初の1回目は誰でも買ってくれます。しかし、そこからリピートさせるのは企業の「仕組み」次第です。

自社のマーケティング施策が「新規獲得」ばかりに偏っていないか、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

松本 孝行
松本 孝行代表取締役
兵庫県伊丹市出身

2006年、立命館大学経営学部卒業後、パソコンソフトの卸売会社、総合商社子会社に就職し、2008年に独立。

2011年頃からSEO対策・アフィリエイト用の文章制作から、独学でリスティング広告やアクセス解析、SNS広告などを学び、サービスを展開。

短期大学の情報処理講師や職業訓練校のWebサイト制作クラス・ECマーケティングクラスなどで講師を担当。

現在は株式会社キヨスル代表取締役として、Webマーケティングをデザインすることでクライアントのビジネスに貢献する。
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