SEO対策の時代は終わりAIチャットをハックする時代がやってくる?

Microsoftの検索エンジンBingがついにchatGPTを活用するようになりました。これはマーケティング業界に大きな影響を与えると考えられていますが、どう転ぶかはまだ分かりません。しかし、今後SEO対策はAEO対策へと変わっていくのではないかと考えています。

AIチャットは自分で検索するより早く答えにたどり着ける

chatGPTが流行り始めた頃、Microsoftが巨額の投資を行っているのはBingに活用するからではないかと噂がありました。そしてついに噂が現実になり、BingでchatGPTが答えを返してくれるようになりました。Bingの検索結果はGoogleのものとは全然違ったものが出てきますが、今回のchatGPTの活用により検索エンジンから導き出される答えをクリックする確率が下がるのではないかと言われています。

ではなぜchatGPTを含むAIチャットで検索ができるようになると、検索エンジンの使用率が下がるのでしょうか?なぜならAIチャットはすぐに答えをくれるためです。例えば山登りがしたい時に必要な物は何かとAIチャットに聞くと、「○○と○○更に○○があれば良いです」といった風にまとまった答えを教えてくれます。自分で色んなサイトを見に行き、情報を集める必要がなくなるのです

なにか調べたいもの・知りたいものがある時に、検索してヒットしたサイトを見て、また検索結果に戻って更に別のサイトを見る…という手間がなくなるのです。もちろん望ましい答えが返って来ず、問いかけ方を変えて再度質問することもあります。それでも、一度で欲しい結果にたどり着けるという利便性は捨てがたいものがあり、今後使用する人が増えてくると考えられます。

AIをハックする時代がやって来る?

さて、個々で疑問があります。AIチャットは何を基準に検索結果を選んでくるのでしょうか?GoogleではEEATに基づいて検索結果を出していると公表していますが、Bingを使用したchatGPTに関しては基準の公表は見当たりません。

今回この話題を扱うにあたって弊社で試してみました。Bingの事例にもあるのですが、「電子音楽が好きなのでフェスに行きたい。お勧めのフェスは?」といった内容で聞いてみました。すると、福岡ミュージックフェスをお勧めされました。アメリカで行われているフェスなどにも触れていましたが、なぜchatGPTは他にたくさんあるフェスではなく、福岡ミュージックフェスを勧めてきたのでしょうか。

AIが回答するにあたって、検索結果の良し悪しの基準があるはずです。選ぶ基準として「有名ではないもの」は選ばないだろうという意見があります。お勧めの店やアクティビティを聞いても無名のものをAIは選ばないという事です。

となると今後はSEO対策ではなく、AIをハックする方法、AEO対策が考えられるのではないかと思います。Bingに関してはchatGPTが活用される前に、偽サイトが本物の市区町村サイトとして上位表示される事件がありました。現在は改善されましたが、このような前例がある以上、何らかの方法でAIをハックする人たちが出てくることは十分にありえます。ハックされたら、有名ではないものをAIチャットが答えてくるという事態になるでしょう

今後重要になるのはブランディング

AIをハックするというのは可能性としてありえる話ですが、少しうがった見方でもあります。有名なものをAIが選ぶと考えれば王道のプロモーションとしては今後、ブランディングが重要になってくるでしょう。

今まではブランド力がなくても検索広告などで上手くいっていました。今後、AIチャットの検索が増えてくると、AIが自動でブランド力の低い物を弾いていく可能性があります。AIチャットの波に王道で乗るには、ブランディングの重要性はかなり上がってくるのではないでしょうか。

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