年賀状じまいが加速する時代のコミュニケーション
2025年、年賀状じまいをするという人が非常に増えています。インターネットが生まれてから、年賀状を送らないでメールで送る人も増え、年賀状がどんどん減ってきているのは御存知の通りです。
年賀状の売上も減少
元日に全国で配達する年賀状などの「年賀郵便物数」を日本郵便が公式に発表しているのですが、下記の通りです。
- 2024年…7億4,321万通(1通63円で、468億2,223万円)
- 2025年…4億9,054万通(1通85円で、416億9,590万円)
年賀郵便物はずっと減ってきているのですが、今年は30%以上の減少になり、かなりの数が減っています。
年始の挨拶はどうしている?
では年賀状を送らない代わりに、年始の挨拶はどうしているのか?というと、実は半数以上の人がメールやLINEでも行っていないのです。
スマートフォンプラス社のアンケート(https://coetas.jp/smartphone-plus/3290/)によると、45.6%の人があけましておめでとうの連絡をしていると答えています。
つまり半数以上がLINEやメールでも連絡をしていないのです。年始の挨拶を年賀状やメール・LINEなどのメッセージとして送るという慣習自体が廃れてきていると考えられます。
企業も半数以上が年賀状じまい
では企業はどうか?というと、帝国データバンクがアンケートをとっています(https://www.tdb.co.jp/report/economic/20241213-newyearcard/)。こちらを見てみると、年賀状じまいをすでにしているという企業は半数以上で、ずっと続けて送るという企業は4社に1社程度となっています。
企業もどんどんと年賀状じまいをしていますが、コスパの問題なども気にしているようです。
新しいコミュニケーションの時代?
年賀状じまいが当たり前になりつつある時代、コミュニケーションの形も変わってきているようです。
メッセージとして新年の挨拶を送るということはデジタルであったとしても、行わない個人が増えています。とはいえ職場等で出会って挨拶しないというわけではないようですし、直接親しい人には挨拶をしたいという人も多いようです。
企業でみればコスパやタイパを気にしているようです。年賀状よりもWebサイト上で挨拶をする、メールマガジンで挨拶をするという形に変わってきています。ただ、ずっと続けたいという企業もまだまだ少なくありません。
コミュニケーションの方法や考え方もかなり多様化しているようですね。
まとめ
- 年賀状じまいが加速している
- 企業でも4社に1社程度が年賀状を続ける意向
- よりリアルでコスパが求められる時代に入った可能性