SNSがAIによる投稿ばかりになったら、あなたはどうする?
ChatGPTが登場してから、生成AI市場が一気に盛り上がっています。画像や動画などの生成もできるようになっていますが、細かい部分を見ると明らかにおかしいものがあったりします。まだまだ実用性の低い部分もありますが、今後も生成AIは様々なものが登場すると考えられています。
SNS投稿に生成AIを用いるということ
とあるところから教えていただいたのがSNS投稿に生成AIを使うというサービスでした。生成AIで作成した文章をGoogleビジネスプロフィールやXなどに投稿できます。さらにECサイトのような画像がすでにいくつかサイトに有る場合、そのサイト内の画像を投稿に用いる事もできるため、Instagramなどにも投稿できるというものでした。Instagram用にはハッシュタグも提案してくれるとのことでした。
SNS投稿はネタを考えるのが大変ということもありますから、たいへん役立つものであるのは間違いありません。ただ、もしSNS投稿が生成AIで作られたものばかりになったらどうでしょうか?生成AIの作った無難な内容のものばかりになり、SNSが面白くなくなることは間違いありません。たとえ更に発展したとしても、人間の考えるような面白い投稿ができるとは考えにくいでしょう。それに面白い投稿や興味深い投稿ができるようになれば、すべての人が生成AIを活用すれば同じような内容になってしまうでしょう。
そもそもSNSは人と人がつながる事が重要
そもそもSNSとは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」のことです。つまり、オンラインで人と人が交流できることを目的としているのです。人とAIやロボットが交流することを目的としていないのです。だからこそ、Xでは自動投稿についてはbotと表示されるような仕組みになっているわけです。
生成AI自体が悪いわけではないですが、投稿や返信もAIに任せてしまうとそれはSNS本来の目的からかけ離れてしまいます。ビジネスとして情報を与えていくためにSNSを使うのであれば、それはSNS広告を用いたほうが良いでしょう。
ただ、生成AIの活用自体は有効
とはいえ、SNS投稿にAIを活用することは悪いことではありません。SNS投稿で一番困るのは「ネタ出し」です。何を投稿したら夜の科がわからなくなるので、ネタ出しに利用するのは有効でしょう。また、SNS投稿が人手不足で行えない、という場合には文章作成をしてもらえるというのはありがたいでしょう。
ただし、あくまでもSNSは人と人の交流がメインですので、人が介在しない運用というのはマイナスになります。自動的にAIで反応して返信するというのもやりすぎるとブランド毀損になりかねないので注意しましょう。あくまでネタ出しや文章作成、ハッシュタグ候補を出してもらうなら、補助的に使うのが現在の生成AI時代に合った使い方と言えるのではないでしょうか。
まとめ
- 生成AIを使ったSNS投稿サービスがある
- SNSは人と人が交流することが重要な機能
- 人が必ず介在し、AIは補助で使うべし