2025年も生成AIの年になるか??
2024年はChatGPT以外にもたくさんの生成AIが出てきました。それに付随するエヌビディアの快進撃など、まさに生成AIの年だったと言っても過言ではないかと思います。
2025年も生成AIの年になるのでしょうか?
Webマーケティングにも活用されるように
生成AIはWebマーケティングにも活用が叫ばれました。例えばリスティング広告の見出しや説明文の作成にChatGPTを使うなどされてきました。今ではGoogle広告などが自動的に生成してくれて、候補に上げてくれます。また、コンテンツマーケティング用の記事を生成し、投稿するというサービスもあります。アクセス解析のレポートを生成AIで作る、のような話もありました。
実際に使えるかどうかといえば、使えるものもあれば使えないものもあり、まだまだ玉石混交かなと思います。とはいえ生成AIのお陰で壁打ちをするなど、自分の頭でイチから考えなくてもよい場面が増えたようには思います。
2025年は生成AIが見直される時代に
2025年は一度ハイプ・サイクルの話でもしたことがありますが、生成AIが幻滅期に入っていく時代になります(参考:生成AIは必ず衰退する!?ハイプ・サイクルからわかること)。今もAIに関してかなり期待されていますが、技術がそれに追いついていません。例えば生成AIを使って大儲け出来たかというと、そういう会社もまだ出ていません。人間の代わりになると言われていますが、代替して人手不足が解消したという話もまだ聞きません。
つまり、まだ多くの人が期待しているレベルまでAIの技術が来ていないのです。単純に計算や人間の頭よりも賢くなったと言っても、それで儲けることが出来なかったり、みんなが思っている事ができなかったりするのが現状なのです。ですので、この過剰な期待が剥がれ始めるのは間違いないと思われます。
年末に出たリモートよりリアルの動き
少し話は変わりますが、年末にラインヤフーが出社日を設けるという話が出ました。フルリモートでOKということで就職した人も多いのですが、フルリモートからリアルな出社を義務付けるようになったのです(参考:LINEヤフー、フルリモート廃止 社員の引っ越し費用補助も検討:朝日新聞デジタル)。
実際、フルリモートからリアルへの回帰というのはコロナ禍以降に続いています。イーロン・マスクなどはリモートワークは道徳的に間違っているとまで言っています(参考:イーロン・マスク氏、在宅勤務を批判-「道徳的に間違っている」 - Bloomberg)。リモートワークも良い面も悪い面もあるとは思いますが、それが当たり前の権利ではない、ということでしょうか。
まとめ 2025年のWebマーケティングはどうなる?
最後にまとめとして2025年のWebマーケティングはこうなるのではないか?ということを予測します。
- 生成AIの評価が正しく行われるようになる
- 使える部分、使えない部分が徐々にわかってきて、生成AIを正しく評価するようになるでしょう。Webマーケティングにも使えるところ・使えないところがはっきりと示されるようになるかと思われます。
- 人間の価値が見直され、さらなる人手不足に
- AIが見直されることから、それと同時に人間の価値も見直されるようになるかと思われます。AIでできると思ったことが出来ず、人手に頼ることになり、現場は更に人手不足が加速するのではないでしょうか。Webマーケティングの現場も、相変わらず人手不足ですね。
- Web広告が減速、リアル販促が伸びる?
- ラインヤフーの出社義務ニュースのように、リアルが非常に重視される時代になるかと思われます。リアルが重視されるのでWeb広告が若干減速し、販売促進が伸びるのではないでしょうか。具体的には展示会やセミナー、即売会などでしょうか。