SNS運用で集客・売上げ増が難しいのはなぜ?

最近はSNS運用について、代行やコンサルティングをされている人が多い様に感じます。実際に代行業者やアドバイスをすけて、SNS運用を始めた企業も多いでしょう。ですが、「思ったような効果が出ない」と悩む企業も多いです。

Webマーケティング支援=SNS運用支援ではない

昨今の流れとして、「SNS運用で集客・売上アップができる」かのような印象を受ける説明が増えました。SNS運用代行・コンサルティングは新規参入がしやすく、特に関東でどんどん増えています。そのため、ウェブマーケティング支援=SNS運用支援と考える人が多いようです。弊社ではSNS運用支援はあまりしておらず、Web広告やプロモーション企画提案をメインに行っています。Webマーケティングは幅が広いのですが、最近はどうしてもSNS運用をメインだと思われがちな部分があります。

ただ実際には、集客や売上アップをSNSで行おうとするのはかなり難易度が高いのが現実です。なのにSNS運用が増えているのは、特に関東のベンチャー企業などがSNS運用は当然だと思っているからで、あまり集客・売上アップは考えていない場合も多いようです。

SNS運用での成功パターンは使える業種が限られる

さて、表題の件ですが、SNSは売上アップになぜつながらないのでしょうか?

SNSのユーザーの多くは、自分の興味・関心のあるものしか見ません。動物の動画やメイク動画、芸能人やインフルエンサーの投稿など、自分が使っているSNSをイメージしてもらえば分かりやすいかと思います。つまり、広告や営業を見たいわけではないという事です。どんなにお得だと言われても、知らない商品の広告を見たいユーザーはいません。ユーザーは自分の好きなものが見たいのです。それを大前提にSNS運用をしないといけません。

SNS運用で成功した事例として、元アナウンサーによる話し方講座を提供している方の事例があります。上手に話す方法などのワンポイントアドバイス、役立つ情報をリール動画で投稿し、フォロワーを獲得していきます。しかしフォロワーをかくとくするだけでは売上にはなりません。そこからさらにLINE公式アカウントへ誘導・登録させ、有料講座へと誘導する事でようやく売上になります。

このようにSNS運用の成功事例はそのほとんどが、「役立つ情報の投稿→LINE公式アカウント→有料セミナー」の流れでできています。この方法でSNS運用をすれば、成功している確率は高いと言えます。

ですが、皆さんの会社でこのパターンを使えるでしょうか?例えばネジの製造会社だと、役立つ情報をSNSで投稿するの難しいのではないでしょうか。つまり、成功パターンを使えない企業もたくさん存在するという事です。

SNSでできるのは見込み顧客とつながるところまで

ではSNS運用を使う意味がないのかと思うかもしれませんが、成功パターンをよく見てみてください。成功パターンでも、SNSで直接売上を上げていません。つまり、SNSにできるのは「興味・関心のある人とつながるところまで」です。つながった人をECサイトやセミナーなど、有料商品を販売する場所に誘導しないと売上にはなりません。SNSでできるのは、見込み顧客とつながるところまでという部分を、しっかりと認識しておきましょう

そしてその認識を持った上で、SNS運用の成功ポイントは2つです。自社商品に興味・関心を惹きつけるコンテンツを作る事と、有料商品・サービスの場所に囲いこむ事です。例えば、ワンポイントアドバイス動画を小出しにしたり、送料無料の特別商品につなげたりなど。この2つのポイントをしっかりとおさえて、SNS運用をするのがおすすめです。