最初に行うのがウェブマーケティング戦略の構築
気候変動などの影響で、昔はなかったゲリラ豪雨も近年では当たり前になりました。このように時代が変わっていくのと同じようにWebマーケティングも変化しています。
○○だけしていれば良いという時代は終わった
昔は「SEO対策だけをしていればOK」「リスティング広告だけしていればOK」という時代がありました。リスティング広告について更に言うと、Yahoo!ではなくGoogleだけに広告を出していれば良い時代がありました。もちろん今でもSEO対策は大事ですしGoogle広告は有効ですが、今は様々なSNSやYouTube広告・動画広告があります。何か1つだけをやっていればOKの時代ではなくなったと言えます。
とは言え多くの人は「○○が良いんじゃないか」という先入観を持っています。弊社でも「リスティング広告が良いと思うのでお願いします」という相談を受ける事がよくあります。ですがその相談の多くは別の提案をすることがあります。手法が増えたという事はそれだけ業種によっても地域によってもフィットするものが変わります。ですので「同じ値段を出すなら○○広告の方が良い」といったように、これまで培ってきた弊社のノウハウや知見を用い、先入観を外して提案しています。
採用を増やすなら動画広告
弊社で提案している事例の1つに、「採用を増やしたい企業には動画広告を提案する」というものがあります。ナイトワーク系は少し難しくなってしまいますが、それ以外の業種であれば動画広告をお勧めしています。YouTube広告やSNS動画広告などで、まずは「その企業が採用している事」と、「どんな企業なのか」を軽く知ってもらいます。動画広告を通して興味を持った人に検索してもらい、自社サイトから応募してもらうという流れです。
このやり方の良い所は、自社サイトから応募してきた人は就職意欲のある人が多く、辞退する可能性が低い点です。実はこの方法、Googleの日本法人が成功事例として紹介しているほどお勧めの手法です。求人サイトや転職サイトから応募してきた人の辞退率は高いのが実情で、実は弊社も求人サイトからの応募で連絡がつかない人が多数いました。
それを動画広告にする事で、広告を見て知った人が積極的に検索して、比較・検討をして自社サイトから応募してもらう流れを作り、採用の確率を上げる事ができるのです。
BtoBには最初、広告はお勧めしない
先述の内容だとBtoB企業にも動画広告が良さそうだと思うかもしれませんが、弊社ではBtoB企業には広告そのものをあまりお勧めしていません。採用は別ですが、営業や客先開拓にはそれ以外の方法をお薦めしています。つまり、直接的な営業か、自社の企業内コンテンツの強化をお勧めしています。
例えば自社商品のカタログを充実させてPDFでダウンロードできるようにしたり、商品や技術についてブログで紹介するといったコンテンツマーケティングがおすすめです。またBtoBの場合は広告を出しても問い合わせ率がかなり低いのが現状です。確率で見れば、メールDM・フォームDMなど、直接的なプッシュ型営業の方が断然効率的と言えます。
今後大事なのはWebマーケティング戦略
弊社ではWebマーケティング戦略というものを打ち出しており、今後はこれが一番大事であると考えています。
Webマーケティング戦略とは現在の自社のリソース、資金・予算・商品・人材などの情報をまとめ、ターゲットを明確にする事です。またライバル企業との比較を行い、打ち出す施策を考えます。この際、最低でも確認したいのは自社の人・物・金の3つです。この3つの何が足りていて何が足りていないのかで、Webマーケティング戦略は大きく変わります。更にターゲットやライバル企業も把握できると、広報面も大きく変わってきます。
仕事は段取りが8割とも言われていますので、Webマーケティング戦略をしっかりと考える事が今後は大事になってくると弊社では考えています。