年収アップを目指すなら課題解決能力を身につけよう

一般的にウェブ業界では、「課題解決能力」を求められます。文字通り、課題を解決する能力の事を言いますが、この能力を身につける事により年収アップへとつなげる事ができます。

課題解決能力=自分で考えて行動する能力

課題と言っても、解決するのは主に企業の課題です。例えば、「Excelでの管理を簡単にするソフトの提案」「経費カットの為のソフト・クラウドシステムの提案など」が当たります。このような企業が抱える課題を解決する能力が、ウェブ業界ではよく求められます。

そしてこの課題解決能力の有無が、年収に大きく影響してきます。なぜなら、この課題解決能力の有無は「言われた事だけをやる」のか「言われた事を自分の中で噛み砕いてやるのか」という差に直結してくるからです。

ウェブデザインの現場では言われた事だけをする事はよくあります。例えばデザインカンプを作る時に、ワイヤーフレームの中に指示されている通り画像をそのまま入れてしまう人も多いです。しかしこれは課題解決能力のない人のやり方です。何も考えずに「まあこんなものだろう」と思ってやっているので、自分の中で指示を噛み砕く事ができていません。

言われた事をこなすのはもちろん大切な事ですが、言われた事だけをこなしているだけでは会社は成長できません。ビジネスは会社全体で、少し背伸びをしてストレッチをする事で少しずつ成長していきます。ベンチャーや中小企業では、社長が無理をする事で成長し、儲けを生み出しているのがほとんどです。ですので社員個々人の自分の中で考える能力の有無は、年収に大きく影響してきます。

意見を混ぜ合わせる事がイノベーションのきっかけになる

より良いもの、会社が成長していくためにはコラボレーションが不可欠です。

例えばウェブデザインでチームの1人が、「こういう文言でどうでしょうか?」と提案して、それに対して他のメンバーが、「こっちの言葉を入れるのはどうでしょうか?」といった提案がないと、このチームの成長はそこで終わってしまいます。デザイナーは完璧な提案をしている訳ではありません。あくまで今思いつく限りのベターな提案をしています。ですので、皆が言われた事だけをしていると、意見を出す事をしなくなり、ベターで良いとなってしまいます。それ以上はもう良いものを出す事は出来なくなります。

制作に限らず、仕事はチームで動く事がほとんどです。1人が意見を出せば、誰かが意見を上乗せし、またそこに別の誰かが上乗せをして混ぜていく事で新しいものができます。それが1つのイノベーションのきっかけになるのではないでしょうか。

課題解決能力にはゼロベース思考が必須

日本において課題解決能力を持つ人は少ないのが現状です。ですが、課題解決能力は後からでも身につける事ができます。この課題解決能力に一番大事なのは「ゼロベース思考」です。

経験や知識上「この場合には○○が良い」というような思い込みは誰しもが持っています。また、この枠組みに当てはめて考える事は理解がしやすく、あまり頭を使わずにできてしまうので、無意識に使いがちです。ですがこの思い込みによる枠組みを取り払ってゼロベースで考えないと本当に良い提案はできません。

課題解決能力を身につけ、他との差別化を測ることは年収アップしたい人におすすめです。できるだけ早いうちに身につける事をお勧めします。

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