アトリビューションとは?一貫性のあるウェブマーケティングを心がけるべし

Webマーケティング戦略を構築する上で、知っておきたい考え方の1つに、アトリビューションがあります。これをきちんと理解していないと、せっかくお金をかけてWebマーケティングの施策を実行しても、効果が落ちてしまいます。

アトリビューションとは?

アトリビューションとは、帰属する事を指す言葉です。

Webマーケティングにおいては、アトリビューションとは「どの施策が売上や受注にどれだけ貢献しているのかを計測する考え方」を指します

例えばホームページ制作を簡単にできるツールを販売している会社があるとしましょう。その会社がGoogle広告・Yahoo!広告・Facebook広告・GDN・YDN・テレビCMなどの施策を並行して行うとします。実際に問い合わせにつながった施策はGoogle広告・Yahoo広告などでしょう。しかしだからといって、テレビCMに効果がないのか?というとそうではありません。テレビCMを見て初めて知った人が、検索した可能性も十分ありうるからです。

単純に問い合わせが多かった施策だけを見るのではなく、他の施策は認知や比較検討の効果があったのではないか?と考えます。アトリビューションは施策全体での貢献度を見るのです。

Webマーケティングは一貫性のある施策が重要

アトリビューションはWebマーケティングに必須の考え方です。

人が何かを購入する時、パッと見てすぐに購入する事はなかなかありません。商品を知ってもらい、同じような商品と比較検討し、購入するという基本的な流れがあります。私たちも日頃の買い物で同じような商品から1つを選ぶ時、知っているメーカーの物を選ぶ事が多いでしょう。知らない商品を買うということはないはずです。

「購入してもらいたい」からといって、購入の部分だけに効果がある施策を実行しても、効果は限定的です商品を知ってもらうところから購入してもらうところまでを一連の流れで考え、一貫性のある施策をする事が重要です。一貫性を持ち、各種広告の狙いを定めた施策でないと、相乗効果が得られないなどのムダが生じてしまいます。

一貫性がなくお断りしたお仕事もある

このアトリビューションを前提としていないため、弊社がお断りした仕事がいくつかあります。

成果報酬型の案件でしたが、その会社はすでにリスティング広告やアフィリエイト広告を自社や他社にまかせて行っていました。この状態で仮に弊社でSNS広告を運用したら、一定程度の効果はでるでしょう。ただ、多くは既存のリスティング広告・アフィリエイト広告へのアシストにしかならず、成果報酬型では弊社の報酬になりません。そのため、お断りしたことがございます。

このように一貫性のないWebマーケティングはムダが生じてしまいます。ただ、ある程度ムダがあったとしても、かなりの予算を出せばムダを隠すことは可能です。毎月無理なく100万円・200万円出せるなら効果も出せるでしょう。ただし、必ずしも最適な成果を出しているとは言えないでしょう。弊社では最大限の成果を出したいと考えているため、アトリビューションを重要視しています。

このようにアトリビューションを知っていると、ムダを減らしてより効果の高いWebマーケティングを行う事ができます。Webマーケティングは一見効果がなさそうに見えても、相互で関連し合っている複雑なものです。一貫性を持ちムダを減らす事はコスト面だけでなく、施策の効果を上げる事にもつながるでしょう。

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オフィス街でパソコンを持つ男性
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